tossy

アヒルが、ガーガー

【定期ポスト】最近の曲々 (Apr, 2014)

半年くらいのあいだ「働く」ということから離れ、少しリハビリ期間も設けた後、新しい職場で「社会人」をして二週目。これまでの記事で綴ってきたような「くだらん妄想」が、これほどまでに現在の自分に密着している考えなのかと、新たな人や業務に接する度に驚いてしまう毎日で。

しかしそれでも、僕が音楽を聴くことには変わりがありません。今月の集約は、以下のようになりました。

 

ハリケーンミキサー - 新谷良子
Words, Music & Arrange: R・O・N / 新谷良子 (vo) 宅見将典 (ds, p) 太田貴史 (g) R・O・N (g,p) 川島宏光 (b)

ハリケーンミキサー

ハリケーンミキサー

元はニコニコ動画の MAD 作品で知った曲なのやけれど、ロックサウンドとけだるい口調の歌詞が妙に気に入って、聴き返している。チープな言葉遣いの楽曲ってどうしてか逆に考えこまさせられるような気がして、作り手に「一体どこまで意識して作ってるの?」と聞きたくなりそうになります。

 

エレクトリック・マジック featuring 鏡音リン, 鏡音レン - 八王子 P
Lyrics, music and arranged by 八王子 P

アクセントのあるビートが単調に続くというのは、ブレイクビーツ的な発想なのでどうしても好きになってしまう。この曲はタイトルから連想できるとおり、キラキラとした多幸感と期待感に溢れている作品。メロディの音色(おんしょく)単体は舞浜感があるものなのに、ボーカロイドが歌い出すと途端に様子が変わる。想像性の違いなのかなぁ。

 

You Should Be Dancing - Bee Gees
(B.Gibb, R.Gibb, M.Gibb)

You Should Be Dancing

You Should Be Dancing

  • Bee Gees
  • Pop
  • ¥150

まだ観ていないのに、映画 “Despicable Me” のサウンドトラックを借りたら全編すごく好みで、その中の一曲にこれが。Bee Gees って僕なんかはまったく世代じゃないのに、ドラムやホーンやボーカルに「良いなぁ」とか「落ち着くなぁ」と思うのは、幼い時によくこういうブラックミュージックを聴かされていたからなのか。いずれにせよ、Pharrell Williams と Hans Zimmer の化学反応は、確かな魅力を備えていると再認識させられます。

 

1NCE AGA1N - m-flo
Written by m-flo / Produced by m-flo

1NCE AGA1N

1NCE AGA1N

  • m-flo
  • Hip-Hop/Rap
  • ¥250

最新作のラストトラックなんやけど、最近の作品で執拗に EDM を追い続けていた感じは少しだけ落ち着きを取り戻し、いわゆる m-flo 的な J-POP 感をアルバム全編で再度取り込みだしたのは、方向性としては良いことやと思う。ファンもそれを望んでいたと思うし、そこまで US シーンを意識しなくても…と思っていたのは事実やったので。m-flo にとって “Again” という言葉は特別な意味があるっていうのはみんな知ってるから、やっぱりこういう曲は嬉しい。Still カッコいいアルバムです。

 

続・男はまぁまぁつらいよ <オジサンの小言> - KOHEI JAPAN
Words by Kohei Sakama / Produced by マボロシ

なぜ今この曲を再度聴きたくなったのか理由はまったく思い浮かばないんやけど、マボロシのプロデュースによる洒落たトラックと、それをまったく生かそうとしていない泥臭い KOHEI JAPAN のラップ。その非対称性が粋な一曲を作り上げているというのは、ヒップホップ的で大好き。途中出てくる「何それ聞いてないよ!!気張って買った NIKE の Dunk Low もう履けないの?」は、家族をテーマにしたアルバムを象徴する作品における名パンチラインやと思います。

 

La La Like a Love Song - UL
Words: MCU, LITTLE / Music: MCU, LITTLE, KREVA / Chorus: KREVA / Produced by KREVA

La La Like a Love Song

La La Like a Love Song

  • UL
  • Hip Hop/Rap
  • ¥250

KTCC ではなく UL Produced by KREVA という形で舞い戻った彼らのアルバム “ULTRAP”。聴く前は「どう来ても好き、でも正直懐かしさが勝るんやろうな」と思っていたけど、実際は KTCC とは違う趣向を多分に感じることができて、少なくともあの頃とは違う KREVA の音楽性が色濃く反映されているのが、個人的には嬉しい(いわゆる「キック好き」には物足りないんやろうけど)作品に。

そして、既に買って頂いた方々は
クレジットを見てお気づきかと思いますが、
自分がコーラスで参加している曲も数曲あります。
KICK THE CAN CREW が好きだった方には
久々にこの 3 声の重なりがお楽しみ頂けるということになります。

なんだかんだと制作に3年くらいかかってしまいましたが、
今だからこそのいいアルバムになっていると思います。
よろしくお願いします。

http://kreva.biz/blog/?p=947

KREVA の言葉通り、郷愁ではない、今だからこその良さがちゃんとあると思う。そして、MCU と LITTLE は、やっぱりラップがめちゃくちゃ巧い。よかったよかった。

 

Os-宇宙人 - エリオをかまってちゃん
作詞・作曲:の子 編曲:神聖かまってちゃん

Os-宇宙人

Os-宇宙人

シャフトブーム再来による過去作品見返し週間の中で出会った、アニメ「電波女と青春男」のオープニングテーマ。神聖かまってちゃん自体はそこまで熱心に聴いたことはないけれど、オープニングがこの怪電波溢れる一曲で、エンディングがメローなやくしまるえつこの一曲「ルル」でと、名曲でサンドイッチがされていて、ああ狙われている…と感じざるを得ない作品。肝心の内容は、入間人間さんのセリフ回しがどうしてもしっくり来なくて、ジッと観続けることがまだできてない。同じ歳の作家さんなはずやのになぁ…ラノベ読み慣れてへんからかなぁ…。