tossy

アヒルが、ガーガー

葛藤 / 覚悟 / シャドウバース

土曜。毎週あるカウンセリング受診日。カウンセラーとの話題は最後、葛藤から逃げずに立ち向かっていける人は、どういった理由からそれをなせているのかという問いかけになり、それにたいして今ひとつ回答が見当たらず終わった。葛藤耐性が高い(低い)とは、元から備わっている気質以外で、その理由をどのように考察できるか。答えがない問いだとは言われたが、正直さっぱり分からんかった。

帰り道にある丸善で、黄金頭さんのブログで知った、禅僧の南直哉さんの本を買って帰った。紙の本を買ったのが、そもそも久々だった。帰ってすぐに読み終えてしまった。

なぜこんなに生きにくいのか (新潮文庫)

なぜこんなに生きにくいのか (新潮文庫)

  • 作者:南 直哉
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2011/09/28
  • メディア: 文庫

生きることが一切苦であるなか、なお生きるとはどういうことなのか。平易な言葉と分かりやすい題材提供から書かれている本だった。自分が大切にしてきた(つもり)のことが推奨されているように読み取れる部分もあるし、頭ではそうしたいと思っているものの実践できていない部分もあるし、現実問題としての社会生活においてそう簡単に実践はできなさそうだと感じる部分もあった。

まあ、やっぱり即効性のある答えやヒントなどはなく、人生のどういう階層においても覚悟が持てるかどうかが付いて回ってくるのだなという印象の色合いは、読み終えたことで読む前より少し濃くなった気がする。いずれにせよ気になった箇所を中心に、何度か読み返してみようと思う。

本を閉じた後の時間は、酒を飲んで寝るのも過食して浮腫み太るのも避けたい気持ちがあったので、シャドウバースのソロプレイを何となくやっていた。ほどほどに頭を使いながら時間を潰せたから、それは良かった。

酒を飲んで寝る前に、なんでもいいから書いておこうと思ったので、このエントリーを書いた。自分で読んでも、実に面白みのない文章。しかし、何か文章を書くことが目的なのんだから、それで良いとする。