tossy

アヒルが、ガーガー

乱気流

気分の上がり下がりというのは、これはもうどうしようもなく起こるもので。それを「良いときも悪いときも一定に」という教えで育った私は無理に抑えつけようとするから、色々と下らなさや醜さを生み出してしまう。いや、しかもこの教えは確か金銭感覚についてのものだったはずで、それを無駄に拡げてしまった僕が悪い。

大人にならなきゃとすっごくすごく思うのだけれど、対処法というのはいつまで経っても定まらない。緊急パッチみたいなものを毎度あてがおうとしても、金銭的に精神的に無理が多くて、もう何だか「もう!」という感じで。

ならばそのアップダウンをテンポ良くこなしていくしかない。上向いているときには「浮かれた阿呆」になり、下向いているときには「沈んだ阿呆」にならざるを得ないからこそ、ピーキーな自分に慣れ、毎度テンポ良く成り代わっていくしかない。

…扱いにくい 27 歳男子だ。誰かのためにそうであるなら「ピエロ」と言えるけれど、これではただのご乱心ボーイなだけではないか。

ナンバーシックス

ナンバーシックス

夢に見る鏡張りの
四方八方跳ね返す
狭いけど広い

君はシックス
少しの毒と虚しさを
背負ったまま踊る
やめだ!
バイトに戻って腐る るる
レジ、レジ、じー!

醜い

有名人の「人生・波瀾万丈」みたいな番組でその人のこれまでを振り返るとき、バーっと飛ばされる数年間みたいなものがある。そういう期間に、今自分は居るような気がする。というか、そう思うことで、結果や成果を生まずぼんやりしている自分をやり過ごしているという方が正しいか。

何書いてもしっくり来ないや。朝起きることだけに努めよう。うまくいきそうにないから避けるという、それだけはやっちゃいけない。何が起きても、真正面から受け止めることしか、今はできないし、これからもできない。

2014-08-27 15:50:44

【定期ポスト】最近の曲々 (September, 2014)

飛び立つ前には、駆け出す前には、まず強く地面を蹴り上げる準備が必要な訳で。そんなことを思いながら平日を過ごし、休日を無駄に捨てる昨今の私を彩る曲々。

 

ハッピーバースデー - 環ROY
(R.Tamaki, K.Miura)

ハッピーバースデー

ハッピーバースデー

ここ数ヶ月ずっとこの曲を聴く度に、ハッとさせられ続けていた。日常的な視点から少しずつ目線を上げていった先に、自分が無意識のうちに見ないようにしていた、もっと言えば無視していた事柄と再会する、あの感じ。そのときに花火みたいに去来する、あの自己嫌悪と誰かを求める人恋しさ。そんな諸々を、ラップとトラックでうまく表現している一曲。弱い自分が、だらしない自分が生きていく上で「突き付ける系の楽曲」というのは常にストックとして保っておかなければならず、今の僕にとってこの曲はそのうちの一つ、という感じ。

 

花ハ踊レヤいろはにほ - チーム "ハナヤマタ"
作詞:畑亜貴 / 作曲・編曲:田中秀和 (MONACA)

花ハ踊レヤいろはにほ

花ハ踊レヤいろはにほ

  • チーム"ハナヤマタ"
  • Anime
  • ¥250

「あらかじめ保証された泡沫の輝き」というのが、部活系アニメ(例えそれが帰宅部をテーマにしていたとしても!)においては絶対的なシートベルトとして機能する訳です。それを「ボーイ・ミーツ・ガール」という形で示したゼロ年代の最高地点が今のところ「涼宮ハルヒの憂鬱 (2006)」であるならば、それ以降散見されるあらゆる試みにおけるうちのひとつである「ガール・ミーツ・ガール」というアプローチを映像的にも音楽的にも巧く表現できているのがこの曲。まぁ、やっぱりアイマス好きとしては、ぬーさまありがとうに尽きるのだけれども…

 

Brand New Days - 花澤香菜
作詞・作曲・編曲:矢野博康

Brand New Days

Brand New Days

  • 花澤 香菜
  • Anime
  • ¥250

冒頭から漂いまくっている「キラキラ」感が、まるで "into the night - Rhymester" のようだ…と思っていたら、それもそのはず、両曲とも手掛けているのは矢野博康さんという驚き。女性声優さんが「口ドラム」と「アイドルラップ」を繰り出すというフェティッシュな内容なはずやのに、花澤さんのクリーンな声質(魅力の内の、ひとつ)と溢れだす「キラキラ」のおかげでとてもスッキリした一曲に。

 

夏は子どもたちのために - y0c1e

あまり SoundCloud の作品は挙げないつもりなんやけど、出色の出来だったためやむを得ず取り上げる一曲。サムネイルの通り、アニメ「のんのんびより」のテーマをベースにした Resort Lover なリミックス。だからこそ「夏は子どもたちのために」というタイトルと、曲最後に引用されるれんちょんとほたるんのやり取りに、死にたくなってしまいます。

 

ON THE AIR - パスピエ
Words by 大胡田なつき / Music by 成田ハネダ / Arranged by パスピエ

ON THE AIR

ON THE AIR

僕みたいな地方出身者にとっては、この曲は「上京物語」としてしか聴くことができない。タクシーの助手席から見える丸の内。御成門から見える東京タワー。節度ある間隔でリズムを刻む皇居ランナー。今日も、東京の街は、綺麗で。

 

△ - パスピエ
Words by 大胡田なつき / Music by 成田ハネダ / Arranged by パスピエ

△

それにいよいよ取り掛からなきゃと思い立つ貴重な瞬間に逡巡する思いの往来を、抽象的な「△」という記号を持ち出して弄ぶ、可愛い一曲。右往左往する感じとか、短絡的思考が止めどなく溢れては消える様子を、メロディーでうまく表現できていると思います。

  

何を言う - 赤い公園
作詞・作曲:津野米咲

何を言う

何を言う

「それは何万語費やすよりも饒舌(宇多丸師匠)」というのがポピュラーミュージックの本懐なのだとすると、これはすごく強度がある一曲。語り過ぎていないし、奏で過ぎていないのに、充分すぎるほど重くて強い。こういう曲を作るときってどういうことがきっかけなのだろうと、素人の私は聴いてみたくなります。

おしゃれじゃない

やる気が出なかったり、疲れたり、投げやりっぽくなったりすること自体は別に構わんと思うが、その反応がいちいち「コソコソ」しているのは、本当にダサい。はっきり言ってここ数週間の自分を嘆いてこんな風に朝っぱらから愚痴っていることも相当ダサいのだが、しかし本当にダサい。

K.U.Z.U. ったときの処方箋 5 つを書いていたりしたけど、最近やる気が無くなったらすぐに過食に走り、コソコソと醜く時間とお金を浪費してしまっていた。限定的に縋ることはまぁ悪くないと思うけど、いい加減ダサいと思う。

何よりも過食がダサいのは「コソコソ」してしまうところだ。どうして自分の快楽をコソコソとしてしか求められないのだ。挙句自分にとって嫌だと思っている結果しか残さないことに、どうして縋ってしまうのだ。ダサいし、おしゃれじゃない。

「おしゃれじゃない」という言葉は結構よくできていて、結局「おしゃれじゃない」って思うときには、余裕の無さや配慮の無さが目立っている。だから、そういう諸々を包括的に批判できる言葉として「おしゃれじゃない」が当てはまる。

「死にたい」と思うのは単純に「死にたい」からではなくて、醜く生きるくらいなら死にたいということなのか。おしゃれじゃないのなら、死にたいわ。無様なのは全然良いけど、おしゃれじゃないのは全く良くない。

おしゃれじゃないよ、キミぃ。

【定期ポスト】最近の曲々 (August, 2014)

慣れない仕事や夏バテ夏風邪で帰り道泣きそうになっていたけれど、音楽を聴いていたら何となく気分を持ち直せてきた感じがする熱帯夜。最近聴いている曲々をご紹介。

 

Piece of Creation - RYO the SKYWALKER
Lyrics: R.Yamaguchi / Music: Koshi Miura, R.Yamaguchi / Produced by Koshi Miura, R.Yamaguchi

Piece of Creation

Piece of Creation

要は「今このときに前のめり」な曲が好きなのだと。けれどそういう曲々が好きだからといって、表面上の私がそんな感じの人間であるということでもない。何に価値を感じるかという難題に対して「今このとき」というのは実に都合が良い回答なだけなのです。現状がどうあろうと、有価値であるという一点において、決して「今このとき」は僕を裏切らないから。後は自分次第、という一種のシートベルト思考なのかも知れないなぁ。

 

CLICK - ClariS
作詞・作曲・編曲:kz (livetune)

CLICK

CLICK

今の僕が感じる最も「キラキラ」したメロディを奏でるミュージシャンは livetune さんであり、キラキラ -> 哀愁 -> 再キラキラという超ゴールデンパターンでメロメロになってしまうのがこの一曲(それにしても何て知性のないレビューなのだろうか)。完全に意味で聴いていない音楽なので、ただただ気持ち良くさせてもらっているという感謝を。新作アルバム「と」も楽しみです。

 

Good Time (kz Remix) - livetune
(A.Young, M.Thiessen, B.Lee) / Remixed by kz (livetune)

livetune さんで繋ぐと、やっぱりこの Remix は挙げざるを得ません。原曲の持つ「盛り上がり不可避」な感じを、EDM 調でとことんあざとくアンプリファイした一曲。ここでのあざとさは、もちろん賛辞の言葉です。

 

Cling Cling - Perfume
Written, Arranged and Produced by Yasutaka Nakata (CAPSULE)

Cling Cling

Cling Cling

常々 Perfume に対しては「合唱曲っぽい」楽曲を書き下ろされるのだなぁと中田大先生について思っているのだけれど、今回もコードや言葉遣いから、小中学生でよく歌わされた合唱曲のような一種の「古めかしさ」を感じます。だけど Perfume の楽曲は、どの曲も等しく聴き手に対して開かれているというのが、本当にいつもすごい。Perfume の楽曲そのものに関しては、誰かを突き放すようなことが一度もない。

 

シネマ - パスピエ
Words by 大胡田なつき / Music by 成田ハネダ / Arranged by パスピエ

シネマ

シネマ

パスピエの作品を色々聴いている中で、一番気に入っているのがこの曲。ポップソングにおいては歌詞の意味より語感が何倍も大切だということ。ゼロ年代の音楽にはやっぱりサンプリング精神を感じていたいということ。自分が大切にしたいなと思う感覚を、素敵な形で表現されているという点で、パスピエの楽曲が好きです。

 

YOU & IDOL - 相対性理論
作詞:ティカ・α / 作曲:ティカ・α / Produced & Arranged by やくしまるえつこ, 永井聖一, 山口元輝, Itoken, 吉田匡

YOU & IDOL

YOU & IDOL

ここ二、三年にわたって年中何かしら相対性理論の楽曲を聴き続けている中、どうも最近聴き返してしまう一曲。緩やかにマイナーコードの坂を下り、サビ前でグイッと元に戻す「ティカ・α 戦法」にどうしても勝てません。

 

音色 - KREVA
Words & Music by KREVA / Produced by KREVA

音色

音色

  • KREVA
  • Hip Hop/Rap
  • ¥200

リマスタリングされた過去作品の中でも、やっぱり良い曲だと何度も聴き直してしまう、KREVA のメジャーデビュー曲。弾け飛びそうな初期衝動を、うまくパッケージングできているからこそ、何度聴いてもフレッシュな感じが損なわれない。KREVA はもちろんメロディセンスもあると思うけれど、でもやっぱりビートメイキングが、今も昔も抜群にカッコいい。アグレッシ部のビートも、素敵ですよね。

あっという間に

仕事が忙しくなり始めると、あっという間に時間は過ぎてしまい、あっという間に疲れてしまう。つくづくストレスや、摩擦や、アレルギーに弱い。新しい環境へスッと入っていけるように努めることは、そっくりそのまま疲れに変換される。

逃げるにしても逃げ先が無いし、とりあえず今の環境がどういう形なのか頭に入れる必要があるし、忍耐の時なのだろう。

割に出来る限り手を抜いているつもりなのだが、それでもまだまだ肩の力は抜けていない。あっという間に本気になってしまうなんて、あまりにお子さまだわ。

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朝が弱い

高校生からやから、もう 10 年くらいずっとそうだが、とにかく朝が弱い。起きられないというか、起きようとしないというか。毎日同じ時間にちゃんと起きて、ちゃんと出発できる人っていうのは、異次元の存在のように思える。頭では「それだけ出来たら、毎日朝から焦らずに済む」ということを重々承知している。遅刻しない、予定通りに動けるというのは、当たり前のことだからこそ、それだけで超価値がある。分かっている、でもできない。何度もベッドと目覚まし時計を往復してしまう。

話は逸れるが、先日会社の先輩に「君の人生の KPI は?」と質問された。朝が弱いことが一向に治らないところから考えると、少なくとも僕の人生の KPI は「毎朝きちんと起きて、ちゃんと仕事に行く」ということでもたらされるものではないことだけは確かだ。毎日ちゃんと仕事に行く、が象徴することっていうと、安定した感じとか着実な感じとか、か。そういうことで得られたものに、自身が動かされたという経験が無いから、多分いつまでもそうならんのやろう。

とは言え。つらつら書いておるが、朝起きられないのはこの歳になって結構「ない」ことやというのも、分かっている。通勤中に何か楽しみを見出すか、起こしてくれる超かわいい女の子を探すか、はたまた。朝が楽しみになる気持ちって、どこかに売ってないものか。

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全てが鮮明になる
そんな夢を誰だって叶えたいから
全てが勘違いでも
恐れないで進もう

深く深く眠る
声をすくいあげよう