tossy

アヒルが、ガーガー

私的 2018 年ベスト 18 曲

今年よく聴いた曲の記録。SoundCloudApple Music で聴くことがほとんどになり、ついに CD レンタルの習慣が消えつつある年だった。文脈で語ってみようとか、ちょっと良いこと言ってやろうみたいな気持ちなく、ただただ良いなあと思った曲を素直に並べただけなので恥ずかしさはあるけど、素直な気持ち大事ということで。

ふめつのこころ ― tofubeats
Produced by tofubeats at S6S Kobe & HIHATT S3R Tokyo

今年観た(ほとんど)唯一の映像作品が『電影少女-VIDEO GIRL AI 2018-』だったのは、もちろん音楽を tofubeats くんが担当していたから。結論として今年はこの曲に始まり、この曲に終わった感じがある。

Sparkle☆Time!! ― セブンスシスターズ
Lyrics, Music, Arrangement: kz (livetune)

Sparkle☆Time!!

Sparkle☆Time!!

  • provided courtesy of iTunes

新しいジャンル(?)として今年聴き始めたのは、ゲーム『Tokyo 7th シスターズ』の楽曲たち。もともと kz くんが担当している楽曲が多いということがきっかけやったけど、良曲が多くて学びが多いコンテンツになった。

プレシャス・セトラ ― SiSH
Lyrics: カナボシ☆ツクモ / Music: Hiramy / Arrangement: Nao Tokisawa

プレシャス・セトラ

プレシャス・セトラ

  • SiSH
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

今年発売された 3rd Album『THE STRAIGHT LIGHT』でいちばん気に入った曲は、ゲーム内ユニット「SiSH」の一曲。きらびやかなメロディ、単調な四つ打ち、力の湧いてくる歌詞。朝によく聴いていた気がする。

あれもダメ
(これもダメ)
それじゃダメってことを
鵜呑みにしたりしないで
呑み比べしたい

₍₍⁽⁽トワイライト₎₎⁾⁾ ― Le☆S☆Ca
Lyrics: カナボシ☆ツクモ / Music: Satomi Kawasaki / Arrangement: Ryo Takahashi / Remixed by *☆○o。乳首は財産。o○☆*

ナナシスの曲たちのなかでも好みの曲を多く歌っているゲーム内ユニットは「Le☆S☆Ca」で、なかでも 80 年代ポップスのような意味深な歌詞が印象深い『トワイライト』という曲のリミックスに大変感動させられた。今年音楽を聴いていて「やられた」と最も強く感じたのはこのリミックス。

Radio Happy (Stereoman Bootleg Remix) ― 大槻 唯 (CV: 山下七海)
作詞:BNSI (MC TC) / 作曲・編曲:BNSI (Taku Inoue) / Remixed by Stereoman_Sound

kz くんとも仲良い Taku Inoue さんの曲も多く聴いた。キュートな山下七海さんの明瞭な声も印象的なオリジナルの BPM を上げて、且つ強烈なドロップを加えた、昨年ナンバーワンに聴きまくった Stereoman さんのリミックス。

クレイジークレイジー (M@STER VERSION) ― 一ノ瀬志希 (CV: 藍原ことみ) & 宮本フレデリカ (CV: 髙野麻美)
作詞:BNSI (MC TC) / 作曲・編曲:BNSI (Taku Inoue)

イノタクさんの曲でもこれは本当に甘美で挑戦的な一曲。あと、次の内田さんの曲もそうやけど、女性のヴォーカルを細切れにしてとことんフェティッシュにリフレインさせることの良さにクラクラしてしまっているという単純な話もあると思う。

c.o.s.m.o.s ― 内田真礼
作詞・作曲:渡辺 翔 / 編曲:ミト(クラムボン

アニソン × EDM という系譜のなかで、ミトさんが編曲を手掛けた内田さんの一曲は、ドロップに彼女の印象的なファルセットだけを切り出してアクセントに使うという大変卑怯な(褒めてる)印象的な作品で、かなり聴き込んだ。こういう持ち出し方をされたことにより、内田さんのヴォーカルにおいてファルセットがとても大きな魅力であることも再認識させられた。ミトさんすごい。

平成生まれ ― 上坂すみれ
作詞:松永天馬 / 作曲・編曲:鎌田瑞輝 (SLOTH MUSIC)

上坂すみれさんという一人の表現者に対して、色々な魅せ方を提供したい大人がいる気持ちが改めてよく分かった一曲。明確なメッセージと曲調が豊かで印象的。

I Need U ― Menshee

4K ディスプレイを買って、YouTube で ULTRA JAPAN の映像を見まくっていたらこの曲にハマっていた。

Shinjuku ― B3LLA, Couple N & Kimii

SoundCloud で気に入った曲。新宿っぽいかどうかはさておき、カッコいい。

YES or YES ― TWICE
Lyrics by Sim Eun-jee / Music by David Amber, Andy Love / Arrangement by David Amber

Apple Music で TWICE が不便なく聴けるようになって、お金と手間暇がきちんと掛けられた音楽をたくさん楽しませてもらった。

会える日がCOOL ― Giorgio Blaise Givvn & BIM

Summit まわりの音楽も今年聴くようになった。肩の力を抜いた表現で日常や気分を描く感じ、濃さや力強さ、縁や意思を創作性において一切重んじていない印象は、なるほど東京の中から生み出される音楽として説得力あるなあと。

BUDDY featuring PUNPEE ― BIM
Produced by Rascal

ラップといえば「メッセージ」や「気持ち」みたいなものを表現する音楽だと思われることが多いと思うし、そういう良さもめちゃくちゃあるし個人的に励まされる機会も多いけど、特に「なんとなく歌ってる」みたいなニュアンスを出しづらい日本語ラップにおいて、それを表現にきちんと昇華して、且つそういう思いを同じくしているクルーとして活動し続けられているところが、彼らの凄さだなという気がする。

住所 featuring 岡村靖幸KICK THE CAN CREW
Produced by 蔦谷好位置 (agehasprings), KREVA / Words by MCU, LITTLE, KREVA, 岡村靖幸 / Music by MCU, LITTLE, KREVA / Programming by KREVA, 蔦谷好位置 (agehasprings) / Guitar by 岡村靖幸, 蔦谷好位置 (agehasprings) / Bass by 蔦谷好位置 (agehasprings) / Chorus: SONOMI, 小西真奈美, 綿引さやか

今年は引越しをしたこともあって、この曲は繰り返し聴いていた。蔦谷好位置さんがプロデュースに入ることで、岡村ちゃんと目一杯ポップスできているのが良い。KTCC のラップがすげえという点については、細川貴英さんの秀逸なブログ記事をご参照ください。

新生契り ― サイプレス上野とロベルト吉野
Produced by STUTS, ロベルト吉野

先述した Summit のみなさんとはまた違う「地元」の打ち出し方をするサ上とロ吉。1st メジャーアルバム『ドリーム銀座』もバラエティ豊かながら「メジャーになっても何もやること変わらん」ところが大変に心強く、STUTS くんのビートに乗せてラップとスクラッチで夫婦喧嘩をするこの曲には大変元気をもらった。

エクレア ― 岡崎体育
作詞・作曲:岡崎体育

RUN ― tofubeats
Produced by tofubeats at S6S Kobe & HIHATT S3R Tokyo

学びと勢いをもたらしてくれた一曲 → 誰も助けてくれへん。走らなしょうがない。フォーマットへ挑戦せよ。

ふめつのこころ SLOWDOWN ― tofubeats
Produced by tofubeats at S6S Kobe & HIHATT S3R Tokyo

個人的に色々とリスタートを切ろうとして、実際にそれができた一年だったからこそ、それを何がそうさせたのかといったときに、おんなじようなことで立ち止まって考えて、でもなんか諦めるような気にもゆくゆくはなれず、結局は同じようなことを繰り返していたからこそ(そしてそれを「そうやりなはれ」と言葉掛けてくれたり認めてくれたりしてもらえたからこそ)なのかなと思い、何回でも繰り返すんやぞ!と空に向かって言いたくなるときに、この曲ばかり聴いていた。