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tossy

アヒルが、ガーガー

春の帰省

転職先の初出社を控え、ぼんやりと日常を過ごしたくて帰省している。実家には母と姉二人が暮らしているが、平日は皆仕事に出ているので、僕はこんな時間に家で一人、発泡酒を飲みながら「ちちんぷいぷい (http://www.mbs.jp/puipui/)」を観て、ぼんやりしている。

昨日、初めて母の職場に出向いた。Windows XP のサポートが切れるために新しく設置したパソコンがうまくインターネットに繋がらず、そのサポート要員として駆り出されることを自分から申し出たからだ。

職場と言っても、小さな住居を転用して使っている、殺風景な「事務所」である。その職場を日頃使っているのは母一人だけで、自宅でも一人で過ごすときには空調すら動かさない母らしく、暖かい春の陽気に溢れている日には似つかわないほど肌寒い事務所だった。

うまくネットが繋がらないことに時間を掛けてイライラしていた私に、母は近くのマクドナルドで「てりたま」を買ってきてくれた。お腹空いたやろ、とりあえず食べようよ、と言って。どこにでもある風景と、どこにでもある食べ物。母とファストフードを一緒に食べたのは、下宿先で引越しを手伝ってくれたとき以来だろうか。

自分を特別だとは思わないし、思えない。だけど、自分は特別なのだ。そんな当たり前のことを、ここ最近ずっと忘れていたなぁと思いながら、マクドナルドを頬張った。

感情の起伏があまり生じにくい日々を長く過ごし、久々に他者の思いや日常に触れると、とてもとても感傷的になってしまう。感情を処理するコップが自分にあるとするなら、マグカップからお猪口くらいに今は小さくなってしまっていて、困る。

まぁ、実際は器量が小さいだけなのだろうな。何でも愛おしいと思うし、何を食べても美味しいと感じる人間なんだ、わたくしは。

2014-04-10 14:30:16