【定期ポスト】最近の曲々 (Feb, 2014)
自分が継続して摂取している娯楽といえばやはり「音楽」が一番に挙げられる。それらを定期的に記録することで、常に新しい作品を聴くことを自分に強いていきたいと思う。また、時期によって聴いている内容が違ったりするので、それらの記録を後で見返せば「あぁ、あん時こんなことあったなぁ」と思い出す装置にもなる。ということで、以下最近の聴取リスト。
トランキライザー - KREVA
Words & Music by KREVA / Programming & All Instruments by KREVA / Produced by KREVA
「速い曲を意図的に作ろうとした」と彼が語る通り、BPM 153 のトラックは KREVA にしては珍しいスピード。その上で彼らしい物事との向き合い方、安易に答えを出さないという姿勢が歌い上げられている。他責の前に自責があり、誰に言われるともなく真摯であろうとするが故に、そこから作られる曲たちが受け入れられていくことに対してワクワク・ざわざわしてしまう自分っていうのが、トラック・歌・ラップを通じてうまく表現されていると思う。本当、信頼の KREVA 先輩、という感じ。好きな曲です。
Bad habit (Beat by Satanicpornocultshop) - PUNPEE
(PUNPEE, Satanicpornocultshop) / Taken from the composition "160OR80"
もう結構前の作品だけど、Music Video につぼみが出演していて、そのセクシーな内容が話題になった一作。やっぱ PUNPEE くん、聴かせるラップしてくれるよなぁと、癖になって何度も聴き返してしまう。そしてまたリリックが憎くて憎くて。何と言っても「野猿と CA みたいな第一印象」という、とてつもなくツボにはまった歌い出しから始まる時点で、一本取られたと負けを認めてしまう。
My Style - AKLO, PUNPEE, AK-69
Words: AKLO, PUNPEE, AK-69 / Music: SKYBEATZ, AK-69 / Track Arrangement by SKYBEATZ / Produced by SKYBEATZ & DJ HAZIME
実力・勢い共に今の日本語ラップを牽引している 3 人のラッパーが揃い踏みした一曲。三者三様のマイクリレーは文句なくカッコいいし、それぞれのスタイルが曲名通り比較しやすくて、楽しい。このままの流れで、次の曲へ。
Beats & Rhyme - MACCHO, NORIKIYO, 般若, DABO
Words: MACCHO, NORIKIYO, 般若, DABO / Music: DJ WATARAI / Scratch by DJ HAZIME / Produced by DJ HAZIME
これまた実力者揃いのマイクリレー。単純にそれぞれがラップしているだけでもカッコいいのに、ちゃんと練り上げて一作にまとめたら、質が高くて豪華になるという、至極当たり前に実りが結実した一曲。うーん、やっぱり動き出すときにはヒップホップだよね。
Plastic Love - tofubeats
作詞・作曲:竹内まりや / 編曲:tofubeats
1984 年に竹内まりやがリリースした「プラスティック・ラブ」のカヴァー。僕が持っているバージョンはおそらく tofubeats くんがメジャーデビューしたときに削除してしまったようだけれど、今でもそれに近いヴァージョンが Soundcloud で聴ける。tofubeats くんがオートチューンで歌い上げる声が個人的に好き、というのもあるのだけれど、自分が生まれるよりも前の作品だとは感じられない原曲にも驚いた。描き方や言葉の遣い方、そもそも「こういう曲を作ろう」という感性というか、世の中の切り方は、今でも全然カッコいい。
恋は前傾姿勢 - Perfume
作詞・作曲:中田ヤスタカ / Written, Arranged & Produced by Yasutaka Nakata (CAPSULE)
昨年末に発売されたシングル "Sweet Refrain" のカップリング曲。収録曲はどちらも結構直球な内容で恋心を歌い上げているのだけれど、カップリング曲である「恋は前傾姿勢」は、どことなく昔の capsule のような、レトロな響きがするのが懐かしい。ヴォーカルエフェクトの感じやコーラスワーク、サビ前や間奏部分なんかの展開は、シブヤ系を思いおこさせるような、中田ヤスタカ先生的に言っても久々な感じ。言われてみれば確かに「レトロメモリー」をくすぐれるのって、きゃりーぱみゅぱみゅでも CAPSULE でもなく、Perfume が今一番適している。
以上。同じ曲を何度も聴き返す派なので、紹介量に至るまで時間が掛かるのをどうにかしていきたいね。